ウェブサイトのデータをインターネット上で公開するためのサービス(ホスティングサービスといいます)で、アメリカの企業です。
レンタルサーバーと似ていますが、ファイルの配信方法が大きく異なり、その独自の配信方法によって高速化が実現できます。
同じようなサービスは他にも、Vercel、GitHub Pages、Firebase Hosting、Cloudflare Pages(全てアメリカの企業)などがあり、
エンジニアやWeb制作者の間ではすでに広く使われているサービスです。
これらのホスティングサービスは、開発チームでの共同作業やバージョン管理を重視しているため、ファイルの更新履歴を管理するシステム(Git)を使うことが前提となっています。その中でNetlifyは、Gitを使わずに静的サイトを公開することもできるという点で、他のサービスと少し異なります。
imanuWebがNetlifyを勧める理由
- メールフォームが標準機能で使える
特別な設定や、外部サービスとの連帯をせずに標準でメールフォームが使えるのは現時点(2025/8)ではNetlifyだけです - 引継ぎが容易
静的サイトは頻繁な更新や修正を必要としないサイトであることが前提ですが、もし修正が必要となった場合、ImanuWeb以外の制作者であっても修正が容易です。 - セキュリティ面で安心
これはNetlifyに限ったものではなく、他のホスティングサービス(Vercel、GitHub Pages、Firebase Hosting、Cloudflare Pages)にも言えることです- そもそも静的サイトなので、攻撃者がつけいる隙が少ない
- 自動でSSL通信が有効になっている
- 異常なトラフィックパターンを自動的に検知する仕組みを持っています。DDoS攻撃の兆候を検知すると、疑わしいIPアドレスからのアクセスを自動的に制限
- 無料プランでも広告、クレジットが入らない
Netlifyを使うに当たって注意点
Netlifyは、静的サイトに特化しているためWordPressのようなシステムの導入は出来ません
「初めは初期費用を抑えたいので当サービスでサイトを公開して、後にWordPressでブログや新着情報を投稿したい」のように、後の拡張を考えているのであれが、Netlifyは向いてません。レンタルサーバー検討してください。
管理画面は全て英語表記です。(日本語ドキュメントも現時点(2025/8)では用意されていません)
当サービスは、名刺代わりの、作って終わりのサイトなので、管理画面を見ることはほとんどないかと思いますが、念のため。
Netlifyを無料で使うに当たって注意点
- 無料プランはデータの転送量に制限があります
「とにかく早くウェブサイトを公開したいので、最初は1~3ぺージだけ作り、後にページを増やしたい」や、「高画質の画像をたくさん掲載したい」のように、ウェブサイトのファイルサイズが大きくなると、データの転送量が増え、ウェブサイトの配信に制限がかかります。Netlifyのプランをアップグレードしない限り、ウェブサイトが見られなくなります。 - 完全無料で使うには、ドメインがNetlifyのサブドメインになります
Netlifyのサブドメインとは ”xxxxx.netlify.app” というドメインです。xxxxxの部分は、他に使われていない限り自由に変えることが出来ます。例えば “imau.netlify.app” は、既に誰かが使っているので ”imanuweb.netlify.app” のようになります。この場合、ウェブサイトのURLは “https://imanuweb.netlify.app”になります。既存のドメインを持っている場合、そちらを使うことも出来ます。この場合は契約しているNetlify側と、ドメインレジストラ側でそれぞれ設定、ネームサーバーを書き換える必要があります。
私見ですが、地域ビジネスの場合、ウェブサイトへの主な流入元は、GoogleマップやSNSになります。なので、ドメインはあまり気にしないでも良いかと思います(ここは意見がかなり分かれる部分ではある)。デメリットでもありますが、無料で使えるとなればメリットの方がはるかに上回ると思います。